27冊目『うさこちゃん、びじゅつかんへいく』
うさこちゃん びじゅつかんへいく (4才からのうさこちゃんの絵本セット1) (ブルーナの絵本)
- 作者: ディック・ブルーナ,松岡享子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2008/06/15
- メディア: ハードカバー
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「ちいさすぎる? どうして?わたしもう おおきいよ。」
うさこちゃんが美術館に行くおはなし。
もともと色彩が華やかなこのシリーズでも随一の華やかさを持っているのは、美術館という設定のおかげか。いや、お話もとてもいい。うさこちゃんがくまの石像を本物だと勘違いして叫んだり、単純な絵を見て私にも描けると思ったり、縞模様の絵をみて一言。
「でも、どっちからみたらいいのかしら? ほんとうはよくわからない。」
うさこちゃんはよくどこかに行くけれど、ちゃんと親と一緒に帰ってくるから安心して読めるのだろうか。てっきり平沢大先生の「美術館で会った人だろ」ばりのカッケー展開になると思っていたからちゃんと帰ってこれて安心した。うさこちゃんが「たのしいところだったけど家に帰らなくちゃ」と思うその気持ちを、自分も大事にしていきたい。
「おおきくなったら そう、あと 2 3ねんしたら
わたしがなにになるか わかったわ。」