95冊目『おやすみなさいをするまえに』
- 作者: ジリアンシールズ,アンナカリー,Gillian Shields,Anna Currey,松井るり子
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 2011/04
- メディア: 大型本
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「きょうが ねむりに つこうとするとき そらは だんだん くらくなり ゆうひは ゆらゆら しずみます」
3匹の子うさぎが眠りにつくまでのおはなし。
ここまで95冊ほど絵本を読んできて、こんなにもダイレクトに「んきゃわいいいい!!!」ってなったのは初めて。可愛い。お話はそれほどでも、イラストが可愛すぎる。毎日でも眺めていたい。子うさぎの可愛さにおぼれたい。それ以外を語りたくなくなるほどかわいい。
一応お話で好きなところを挙げると、お父さんに子どもが今日あったことを報告しているところ。
「きょうはね こんなに いいこと あったの
そうかい それは よかったねえ」
いいこと、として回想されていることが牛と戯れているところなのだけれど、うさぎが牛と戯れることはいいことなのかちょっと疑問。でもいいんだよ細かいことは。なぜなら可愛いから。
父親との会話もあれば、母親との会話もある。母親には絵本の朗読をせがむ3人。
「あと いっさつだけ えほん よんでね
もう ひとつだけ おはなししてね」
夜という時間の中に、大切な会話の時間がある。それは、おやすみなさいをする前に必要なことだ。少なくとも、今の3人の子うさぎにとっては。
親に抱きしめてもらうことも、お星様にお祈りすることも。全て大切な夜を迎えるために彼らが求めていること。
「おやすみなさい おほしさま こんやも どうか おまもりください」
はあ可愛い。 可愛いなあ。このままずっと可愛いだけ書いていてもいいのだけれど、自分もちょっと寝よう。おやすみなさい。
「きょうが おわると あしたが きます
みんなを むかえる あたらしい あさが」