90冊目『ふわふわくんとアルフレッド』

 

ふわふわくんとアルフレッド (岩波の子どもの本)

ふわふわくんとアルフレッド (岩波の子どもの本)

 

「ふたりは、アルフレッドが あかんぼうのときからの ともだちでした。」

 

くまのおもちゃのふわふわくんとアルフレッドが仲直りするまでのおはなし。超怖い。

 

素敵なおもちゃのお話ではあるものの、さすがにちょっと都合が良すぎて怖い。あとふわふわくんが見る角度によって顔が違いすぎ。以上です。

うーん、自分は犬に人の心が入っているものが苦手だ、ということは分かっていたのだけど、おもちゃも苦手かもしれない。結構な酷い扱いをうけるふわふわくんが簡単にアルフレッドを許そうとするのも解せないし、ふわふわくんが樹を上ったり降りたりするのも分からない。迷惑をかけられたから迷惑をかけ返してもいいということ?それならば違うと思うけれど。

 

絵はとてもかわいいしアルフレッドくんは日本人の男の子みたい。ただ話がひとつも良いと思えなかった。

「まえみたいに ともだちになるかい?」(脅迫)(彼女)

「ああ、なる!」(諦め) (彼氏)

の話としては読める。

最後の一文だけとても好き。まあこういうのもあります。

 

「どうしてだか、わたしたちは しってますね!」