7冊目『ダンスがすんだ』

 

ダンスがすんだ

ダンスがすんだ

 

「くだを巻く、くまを抱く」

 

早くも絵本っていうか回文集。人化した猫が人々とともに生活をし、恋愛をし、犯罪をし、諍いをするおはなし。

前半、特に奥さんのくだりを物語として楽しく読んでいた分、回文とはいえずいぶん無茶な展開になっていく後半はちょっとげんなり。でも回文って悲しい。戦争は繰り返されていくもの。回文だけに、ってことならこれまたちょっとげんなり。本としてめちゃくちゃ面白いので持っておいてたまに読み返したいな。