東京ポッド許可局の「DJわからない論」が分からない人へ

 

あけましておめでとうございます。

ところで僕はあるアニメ作品のことが嫌いでそのアニメの嫌いな部分のことをまとめた文章をもっていたりするのですが、そのアニメがここ一年で大人気になり、こんな辺境のブログにそれをあげたとしても誰かからひどく怒られそうなほどガードが固くなってしまったので最近はその作品のことを好きになろうと見返したりいろんな解釈をみています。

 

でもだめだ。どうしてもある部分が許せない。というかこいつら能天気すぎる。

という悩みを抱え、でもみんなが好きというんだから良い部分も絶対的にあるはずなんだ、と思いながら日々を生きています。

 

先日、東京ポッド許可局にてオンエアされた「DJわからない論」について。

僕はすべてをきいたあと、「サンキュータツオさんがフォローいれなきゃいけないほどに、苦情でもきたのかな」と考えるしかなかったのですが、実際どうなんですかね。変な編成でしたし、本人たちもあまり納得はいってなかったのか。

 

論自体は本編をぜひ聞いてほしいので書きませんが、つまりは国語学者兼芸人のサンキュータツオさんが世の中にはびこるDJというものがよく、というかまるで分からないという話を音楽玄人のマキタスポーツさんがののしり交じりに論破するという分かりやすい構成。マキタさんのお話は面白いしタツオさんも途中から納得して聞いているのですが、どうもそのののしり部分がいつもより多い。

分からないものに関して聴いているのだから優しくしろ、なんて子供みたいな意見をいうつもりはありません。お三人の関係性もあって「バカだから」言ってあげている部分のほうが多いとおもいます。だからこそ、外野でとやかくいっている人がいるという事実に胸がざわざわする。みんなもちろん自分の土俵で色々言いたいのかもしれませんが、分からないってことに対しての攻撃が少しきつすぎやしないか。

 

音楽にしろ映画にしろ漫画にしろ分からない人は一定数いて、分からないものを非難したり攻撃する人も少しずつはいる。でも全員がそうなわけではない。ある程度の理解をみせながら、でも「分からない」とわざわざ口に出して言ってくれているのだ。そんな人ですらひとまとめに非難して自分たちの文化を高尚なものにするなら、そんな文化滅んでしまえばいいのではないか。

 

ちょっといろいろぼかしたので初見のかたには分かりづらい内容になってしまったけれど、主にそういうことを考えてもやもやしていたということを伝えられたのでよかった。DJもサブカルもプロレスも(ここで並べることに関してまた何か違和感もあるのだkれど)、「分からない」が発展の可能性になりうるのだと声を上げて言いたかった。では。