10冊目『はんなちゃんがめをさましたら』
「あるひはんなちゃんはね めがさめておきあがってみたら まだ よるだったんですって。」
誰もが眠っている夜に目覚めてしまったはんなちゃんのおはなし。
すごいなあ。「もしかしたらすごい世界なのかも」と思って探り始めた絵本の世界、やっぱりまだまだすごい本があった。おはなしは上のあらすじのみなのだけれど、その楽しいような寂しいような深夜の一瞬を、繊細なタッチのイラスト(というより絵画)で表現している。
はんなちゃんは朝に気づいて眠ることが出来たけれど、猫のチロがいなかったらどうなっていたか分からないな。ちょっと気になったのははんなちゃんが美人顔すぎるところ。女の子みたいだ。女の子なんだけれど。