6冊目『うさこちゃんのてがみ』
うさこちゃんのてがみ (4才からのうさこちゃんの絵本セット1) (ブルーナの絵本)
- 作者: ディック・ブルーナ,Dick Bruna,松岡享子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2009/04/15
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
「おとうさんとおかあさんへ きゃんぷはとてもたのしいです。おもしろいことがたくさんあります。だんすをしたりげーむをしたりして おそくまでおきています。」
ミッフィーことうさこちゃんがおとうさんとおかあさんに手紙を書くおはなし。というか手紙そのもの。内容はキャンプでなにをしたのか、そこで何を見たのかを報告するもの。 もちろん物語も徹底的なまでの子供の視点と温かい語り口で素晴らしいのだけれど、何よりも絵が素晴らしい。シンプルなのにきらきらしていて、彩りがはっきりとしていて印象に残りやすい。と最新号のMOEに書かれていたので言葉を借りてみたけれど、素人目にもはっきりとその絵力は伝わってくる気がする。これは全世界が好きになる。
最後は「ね わかるでしょ。わたしがここでとても たのしくすごしているってことが。こころからあいをこめて うさこより」と締められる。他の小説、漫画、映画、さまざまな物語と全く同じように、絵本も素晴らしいものは始まりと終わりがとてもいい。うさこちゃん、好きになりました。友達のアーハとは見分けがつきません。