3冊目『ゴールデンタイム』
「そのときです。そのときです。からっぽのわたくしのむねにちいさなきぼうのひがともったようなきがいたしました。」
たまたま借りたMOE2014.2月号に載っていた。捨てられてしまった家具調テレビのおはなし。
ねじまきのねこが可愛い。可愛い分、動かなくなってしまう展開は結構ショッキングだったなあ。テレビのゴールデンタイムは、今はもうなくなってしまった文化(ここに描かれているような家族の時間としては)かもしれないけれど、どんなものにも盛衰があって、その場所ごとに光が宿るところはあるのだ。そのとおり、最後はまた新しい卵が生まれる。希望にあふれたラスト。
文章としては本当にメモになってしまったので読んでくれている人には申し訳ないことをしている。でもこれなら書き続けられそう。目指せ2015年100冊。