1冊目『ぼくを探しに』

 

新装 ぼくを探しに

新装 ぼくを探しに

 

 

絵本界ではどメジャーな本らしいのですが、恥ずかしながら先日同名の映画をみたことによりようやく知り、読みました。

自分の欠片を探しに行く“ぼく”が、一度見つけた自分の欠片を手放してそのまま転がり続けたのは、「欠片を探していたころの僕が“ぼく”だ」ということなのでしょうか。

未完成である自分が本当の自分だ、と胸を張っていえるようになるにはそれ相応の時間と、また覚悟がいる。「自分が大人だと思っているうちはまだ子供だ」と、このシンプルな絵本は教えてくれているように思います。

そうです、全部思い込みです。本当はなんにも考えずころころ転がっているだけの“ぼく”かもしれないのです。でもそれに「意味」や「面白」をみつけようと思いました。メモ書き程度にはなりますが、ここにこれから残していこうと思います。

 

今の自分は絵本の「意味」や「面白」を探すことにします。