このマンガが(俺のなかで)スゴい!2013 Part2

記事を分けたのはアマゾン参照で多少ミスしたからであって、たぶんこの記事で全部書ききります。

 

さて、気を取り直しましてランキングに行きましょう。

 

  • 第8位『クロスマネジ』KAITO
クロス・マネジ 5 (ジャンプコミックス)

クロス・マネジ 5 (ジャンプコミックス)

 

 みんな大好き『クロスマネジ』。正直僕は1、2巻の段階ではあまりのれず、「またジャンプで女子にこびる作品が始まったよ」ぐらいにしか思っていなかったのですが、キャラクターを増やし、各キャラのストーリーをきちんと追うようになってようやく夢中になり蝶蘭戦の段階ではジャンプでも一番熱を持って語れる作品になっていました。

何より豊口が可愛い。僕はこれしか言ってないようですが、作品をもって誰かを可愛いって思わせることがどれだけ大変なことか。豊口の笑顔、泣き顔、照れ顔、全部可愛い。能登ちゃん可愛い。小松可愛い。

もう少しだけ続いてほしかったのですが、試合を描くパターンではたぶんあれしかないのだろうなと思ったので、次はスポーツ以外でのKAITO作品がみたいです。しかしジャンプ的ではなかったなあ。SQに行くのもいいのかもしれん。

 

  • 第7位『ネガティヴロック』おとと
ネガティブロック (BLADE COMICS)

ネガティブロック (BLADE COMICS)

 

 世間的にはこれも「日常系」という雑な言葉で表されるのでしょうね。オタクを卒業したはずの女子高生が、しかし心地よかったあの空間のことが忘れられずもやもやするという内容。しかしこの漫画の本質はリア充対オタク。またはオタク気取りのあいつらへの果たし状。こんな表紙ですがたいへん熱い漫画です。結局、「オタクだから仕方のないことなんてこの世にはない」です。それでもこのぬるま湯につかっていたいのならどう生きていくか。

 

同じくオタクとリア充の関係性について描かれた『ともだちマグネット』もおすすめです。こちらの関係性はつい先日発売になった完結巻で結論づけられたようですが、果たしてどうなるか。

 

危ノーマル系女子 1 (メテオCOMICS)

危ノーマル系女子 1 (メテオCOMICS)

 

 真っ赤な表紙かっこいいよね。

ヒャッコ』の作者が描いた漫画はもう描きたい世界観丸出しの漫画でした。こういう編集の目通ってないんだろうなって言う漫画は存在じたいが素晴らしいのですが、そのなかでもしっかりお話もあり再び女子が可愛い。僕は夢路さん推しです。おっぱい。

ちなみにこの漫画が連載されているコミックメテオはどの漫画も面白く更新頻度も多いため期待しているのですが、『天使のどろっぷ』の件はあれどうにかなりそうにないんですかね。一応アニメ化作品なのでもう少し大事に扱ってあげてほしいです。頑張れコミックメテオ!!(無責任)

 

 

さて、ここで特別篇と題しましてランキングには入らなかったけれどどうしても推したい漫画を、部門ごとの賞として紹介してみたいと思います。

 

  • ベスト読みきり部門

『青いサイダー』町田洋

惑星9の休日

惑星9の休日

 

 

  • ベスト漫画家部門

『あいまいみー』ちょぼらうにょぽみ

あいまいみー 1 (バンブーコミックス WIN SELECTION)

あいまいみー 1 (バンブーコミックス WIN SELECTION)

 

 

 

  • ベスト変態部門

『ぼくらのへんたい』ふみふみこ

ぼくらのへんたい 3 (リュウコミックス)

ぼくらのへんたい 3 (リュウコミックス)

 

 

一気に紹介しましたがどれも本当に好きな漫画ばかりで困ってしまいました。どうしよう。みんな大賞でいいかなあ。

『青いサイダー』は大人と子供、その成長を描いた名作。夏の雰囲気とあの団地っぽさがマッチしていて最高でした。ちょぼらうにょぽみ先生は今年もっとも自分の周りでつぶやかれた漫画家名かもしれない。結婚して子供も生まれなおあんな変態漫画を描いてしかも売れやがるとかほんと正気の沙汰とは思えない。めっちゃ面白いです。

そして『ぼくらのへんたい』。男の娘、とよばれるものに対して僕が抱く恐怖をすべてあらわしているのではないかという作品。というか、この手のものでこれ以上の作品が生まれるとは思えない、あるジャンルでの金字塔になったのではないか。ぐらいべたぼめしているのですがやはりどうにも気持ち悪く受け入れるのにまだ時間がかかりそうなので、ここにおいておきます。来年あたりは見方も変わっているのかもしれません。

 

 

ではランキングに戻りましょう。

 

  • 第5位『同人王』牛帝
同人王

同人王

 

 今年買った漫画の中で一番分厚くて一番高かった漫画。金なかったのに頑張って買ったんだぜ。でも牛帝さんはもっと頑張っていたし肉便器先生は世界で一番頑張っていた。頑張るってなんだろうか。成功するってなんだろうか。漫画家はジャンプに連載できたら勝ち組なのけ。あほけ。

 

と思わず愚痴ってしまいたくなるほど漫画について考えてしまう同人王。個人的に思い入れが深いのは、Twitter等でインターネットの情報をしれなかったころだったらまるで興味も持つこともなくスルーしていただろうこの漫画を、いろんな人の紹介やたまごまごさんの記事などで購入に至りそして感動できたことからでしょう。色々いやなこともあるが情報を得るためのツールとしてこんなに的確なものもないんだろうな。では次。

 

 

放浪息子 15 (BEAM COMIX)

放浪息子 15 (BEAM COMIX)

 

 完結ということで1位にしたかったのだけど色々考えた上でこの順位。志村先生、十年の長期連載大変お疲れ様でした。

ところでふと今年終わった大好きだった漫画を並べてみたのだけれど、『めだかボックス』『こどものじかん』『藤村くんメイツ』『勤しめ!仁岡先生』『とんぬらさん』『かみさまのいうとおり!』『空が灰色だから』って多すぎてめまいがしそう。一読者としまして、漫画の完結が何よりも幸せなことであることを切に願います。

 

『青い花』も素敵な終わり方でしたね。未読のかたは年末年始のこの時期に一度読まれてみてはどうでしょうか。

青い花(8)(完) (Fx COMICS)

青い花(8)(完) (Fx COMICS)

 

 

では長々とやってまいりました俺マン(別であるなこれ)もとうとう残すところ三作品となりました。3位以上のものはなぜかそれぞれ3冊以上持っていたという熱の現れ方が変な作品ばかりです。では発表します!

 

 

  • 第3位『マジカルシェフ少女しずる』水あさと

 

 

マジカルシェフ少女しずる(1) (アース・スターコミックス)

マジカルシェフ少女しずる(1) (アース・スターコミックス)

 

 

「弁当は人殺しの道具じゃない……」

はいきました、魔法少女モノです。お題は弁当、最終回、母さんの仇、です。お話を説明しようとすればするほど空回りわけがわからなくなる気がするのでみんなそれぞれにウィキペディアをチェックだぜ!

 

「第一に弁当とはふたを閉めるもの」

「そして一番大事なことは、弁当とはふたを閉めるもの!」

萌えオタのみなさんに買ってもらうために一言言葉を足しておくと、水着回、温泉回がそれぞれ巻末についているので今晩のオカズにももってこいです。しかしそのオカズを弁当に入れたとき果たしてふたが閉まるかどうか、今一度確認していただけると幸いです。

 

では第2位!!

 

第2位『少女とギャングと青い夜』ドバト

(amazonに商品が見つかりませんでした。ご了承ください)

 

この漫画ランキングはあくまでも「俺のなかで」なのでエロ漫画もランクインしますし、僕は本当にこの漫画が大好きです。

セックスをすること、冒険をすること、女でいること、犯罪者でいること。一瞬にしかみえない逃走劇のなかでどんな感情が2人に生まれたのか、僕らクソ童貞には想像も出来ないことかもしれません。けれど最後のセックスに至ったときのカタルシス、地球儀を持ちながらまるで女神のように大切な人を思う少女の美しさ、なによりエロ漫画としての実用性。齢21、まだまだ未熟で好きな漫画の数も少ないかもしれませんが、この漫画に出合えてよかったと、そう思える漫画のひとつになりました。

 

「それでも私は幸せだ」

 

 

 

干物妹! うまるちゃん 1 (ヤングジャンプコミックス)

干物妹! うまるちゃん 1 (ヤングジャンプコミックス)

 

 

サンカクヘッド先生が送り出した漫画界究極兵器、それがうまるちゃん

説明ゼロ、愛嬌ゼロ、干物度1000、それがうまるちゃん

まさにキャラクターの暴力。存在しているだけでギャグが進んでいくすごさ。面白いや美しいや泣けたではなく、すごい!ならばうまるちゃんでしょう。なにせ売れてるらしいですからね。

 

サンカクヘッド先生の作品についてはまたなにか書きたいし色々話したいこともあるのですが、厨二君やぽんてらと同じくサンカクは2巻で化ける。一巻をまるまる説明で使いながら、二巻で出した新キャラが「お前がいなけりゃ成り立たないだろ!」と思うくらいフィットしてくるわけです。これは本当にすごい。一巻の段階ではギャグキャラだったうまるちゃんも、話が続くにしたがいお兄ちゃんへの愛情や秘密、そして何より夜の散歩に一人興じてたそがれちゃったりするわけですよ!分かる!わかるようまる!そして件の新キャラきりえ!お前がうまるを救ってくれるのか!いやお前のほうがだめなんかい!!一緒に落ちるとこまで落ちようぜひゃっはぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!

 

とまあそのすごさに冷静さを失いかねないすごさです。一見すると何も考えていない萌えマンガに見えるところも魅力。

 

いやあ、漫画って本当にすごいですね。(恒例の締め文句)